はじめに
こんにちは、80-hammar(ハマー)です!
今回は菱ギリ一本で手縫い穴を開けて二つ折りのカードケースを作りました。
普段は菱目打ちをメインで使っていますが、深夜とかにこっそりとレザークラフトを楽しみたいので、打刻音が出ない菱ギリを使いました。
一つ持っておくと便利な道具だと思います。
では、作ります!
作り方
ここから型紙をダウンロードしてください。
今回は下の画像のような感じの型紙を作ってみました。
コーナーRはカードのRに合うようにR7.2にしてみました。
X3は3枚必要という意味です。
他のパーツは一枚で大丈夫です。
次に型紙を厚紙に貼り付けます。
シワになるとサイズが変わってくるので注意しましょう。
こういう時に貼って剥がせるスプレーのりは便利です。
僕の楽天roomにも載せていますので気になる方は参考にしてみてください。
貼り付けたらカッターやハサミで切り出してくだい。
パーツが切り出せたら、手縫いの穴の点も目打ちなどでズレないように突いておきます。
型紙のパーツが完成したら、次に革にケガいていきます。
文鎮なので型紙が動かないように注意しながら、先程開けた手縫の穴の点もケガきましょう。
ケガき終わったら、カッターや革包丁などで切ります。
ケガいた線が見にくいようでしたら、型紙を定規にあててサイズ通りに切ります。
パーツができたのでコバ処理とトコの処理もをしました。
トコの処理は本当はケガく前にしておいた方がトコ面が均一に綺麗になると思います。
あと、銀面の汚れ防止の為にも先にしましょう。
今回はさきにするのを忘れていました(^_^;)
ここまでできたので、次に菱ギリで手縫い穴を開けていきます。
今回、穴を開ける前に3パターンの縫い方を試してみした。
斜め45度くらいのもの、真っ直ぐなもの、逆の45度くらいのものです。
今回僕は、下の画像の右端の手縫い穴にしました。
菱ギリで開けていくにはコルクを下に敷きます。
あとは点の上を外さないように気をつけながらゆっくり作業をします。
同じリズムで開けていくと気持ちがいいですw
全ての手縫い穴が開いてからコバを処理をしました。
耐水ペーパーで整えてトコプロで磨いてバスコ80を塗るという一連の流れでしています。
この行程を何回か繰り返すと綺麗になっていきます。
磨き終わったら全てのパーツをゴムのりで仮留めします。
仮留めした方が縫いやすいので行いましたが、特にしなくても縫うことはできます。
ゴムのりをつける前に革に少し傷をつけた方がのりが乗りやすいです。
あとは全て手縫いします。
糸は好みのものでお願いします。
ヘラでポケットの中を整えて完成です!
おわりに
今回は菱ギリを使って作ってみました。
菱目打ちと違って1本目しかないので直線に穴を開けるのが少し難しいと思いますが、
打刻音がないので深夜でも作業ができます。
穴の形状も自分子のみに変えれるので、よりオリジナリティーが出せると思います。
ただ、菱ギリも刃物なので革包丁と同じように砥石で小まめに研いでやる必要があります。
僕ももっと研ぎのスキルを身につけたいと思う今日この頃です。
今回もYouTubeの動画も並行して公開していますので、宜しければご覧下さい。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
良いレザークラフト生活を!
それではまた(^_^)/